岡山建築工房 代表取締役岡山 由紀夫
初めまして。
岡山建築工房の代表、岡山です。
『職人』と呼ばれるようになり、約25年が経ちました。
今では“大工”という仕事も、この豊田という地域も大好きになりましたが、実は大工になりたかったわけでも、この愛知の生まれでもありません。
私の生い立ちを少しだけお話しさせていただきます。
私は、神奈川県川崎市で生まれ、25年間神奈川で生活をしていました。
学校を卒業し、東京で勤め始めましたが、満員電車に揺られるだけの日常に『このままではダメになる』と思い退職を決意。
その後は全国や世界各地を旅すること、様々な発展途上国や中南米などに行きいろいろな世界を見てきました。
帰国後、仕事がなかった私はふらふらと散歩していることがよくありました(笑)
その中で見たのは、大工さんや職人さんが楽しそうに働いていた姿。
いいなと想い、名古屋にある金物屋さんで
『どこかに大工の仕事ないですか?』と聞きたんです。
そこが、私の大工としての始まりです。
紹介してくれた大工さんのところに行き、大工の道に進むことになりました。
大工を始め、沢山の家を建て、沢山の人と出会いました。
丁寧に、確実に、安心を心がけ、住む家族の目線に立った家づくりを実践してきました。
時には『ここはこっちの方が良かったなぁ』や『こうじゃなくて…』などありがたい指摘をいただくこともありました。
しかし、これは『大工』という職業に対するイメージが“頑固そう”とか、“話しづらい”というイメージがあるからこそ、お客さんは要望を満足に言えないのでは?と思うようになったのです。
それを意識してからは、元々そこまで頑固ではなかったのですぐにお客様と打ち解けられるようになり、“話せる大工”としてもっとお客様と信頼関係や絆を結び、まるで家族のように接することができるようになりました。
今でも、始めてお会いしたお客様でも、
家に来られると「初めてなのに、なんかのんびりしちゃうんだよね」、
「ここって居心地良いね。」と言って頂け、
つい、「もっとゆっくりしていっていいよー」っとみんなで団らんしてしまう打ち合わせです。
家づくりは、家を建てるだけではありません。
人と人との関わりが大切だと思っています。
だからこそ、『こうしたかった!ありがとう!』や
『思った以上の出来だった!』といった声に励まされることがたくさんあります。
住みたい家に住む。これに対する想いは決してわがままではなく、あくまでお客様のご要望です。
私たちの仕事はそのご要望をどれだけ叶えられるか。
それを常に考えながら、これからも豊田市で家づくりを行っていきたいと考えております。
一棟一棟大切に、ご家族と一緒丁寧に築き上げていく。
岡山建築工房は、沢山の家は一度にできませんが、
ご家族お一人お一人の想い、こだわり、希望を大切にする家づくりです。